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ミステリー

アガサ・クリスティ作品を書籍で読むにはどの訳がいい?クリスティファン歴30年がチョイス!!

こんにちは、クリスティファン歴30年のわたしです。

私は小学校2年生あたりからアガサ・クリスティ作品にはまり始め、親に書籍を買ってもらったりして登下校中や休み時間に読み漁ってました。
超インドア派だったし、殺人事件とか読まずに友達と遊べよっていう突っ込みはやめてください。笑

30代になった今もアガサ・クリスティ作品を読んでますよー!
アガサ・クリスティ作品は本当にたくさんあり、しかもそれぞれ訳も出版社もバラバラ。同じ原作でも訳がいくつもあったりするので、実は結構買うときに悩んだりします。

今回は私が今まで読んできた中で、読みやすい!と思ったシリーズを紹介します。

こんな人におすすめ
  1. アガサ・クリスティ作品が読みたい、~中学生くらいの年少者、または50歳~の方。
  2. 上記の年齢層に人にアガサ・クリスティの書籍の贈り物を考えている方。
  3. アガサ・クリスティ作品を初めて読む方、推理小説に慣れていない方

偕成社のアガサ・クリスティの書籍シリーズがいい

結論から言うと、偕成社のアガサ・クリスティ書籍のシリーズがおすすめです。偕成社さんって、みなさんご存じでしょうか?
私の中では児童文学書のイメージが強くあって、いったいどんな出版社さんなのか?今回少し調べてみました。

偕成社は1936年の創業です。はじめは子どもの本だけではなく文芸書や経済・歴史書も出版していましたが、戦後は子どもの本を専門とする出版社となりました。名前は「偕(とも)に成る」という意味をあらわし、読者とくに子どもたちの成長とともに自分たちも成熟していきたいという出版人としての思いが込められています。そして戦後日本の国が文化的にも豊かになる道のりと歩調をあわせて、たくさんの本を作ってきました。
引用:https://www.kaiseisha.co.jp/

ということで、やっぱり児童書の出版社さんだそうです。子供向けにアガサ・クリスティの書籍の翻訳・出版しています。

一覧はここから。

クリスティだけでなくほかの有名児童文学書も翻訳・出版されていますね。老舗さんで安心できる点は間違いないのですが、子供だけでなく大人にもお勧めできるポイントがたくさんあるのでご紹介します。

偕成社のクリスティシリーズがおすすめなポイント

B6サイズで見やすい

参考までに書籍のサイズ。

B6判…128×182 今回はこのサイズ
A6判…105×148 文庫本

手に取りやすいB6サイズ、持ち運びも可能です。私はランドセルに入れてました。笑
シニア層の方も、ページのめくりやすさなど考えた時にB6サイズはとってもお勧めです。
分厚くもなさすぎず、どっしりした重さもありません。

このサイズは子供向けにはちょうど良いサイズ

文字が大きく、漢字にはルビがふってあります。小学生の時は漢字の勉強にもなりました。これはほんとの話で、本当にアガサ・クリスティ読み漁ってて難しい感じが読めたので漢字検定とか受けました。でも書くのは難しかったかなと…笑
行間もある程度とっており、読み進めやすいつくりです。挿絵ははじめ「こわい~」とか言ってたのですがwいかにもなタッチなので、そのうちしっくりきます。
文字の大きさという点ではシニアにもとってもおすすめできます。うちの親もなのですが、年々文庫本(文字が小さい)を読むのがつらくなってきた様子。新聞でも字が小さいとか言っているので、一般的な文庫本はきつくなってきました。この本だと文字も大きく、比較的文字も見やすいのでいいかなと。実際うちの親もこの書籍を読んでいます。

対象年齢と訳は好き嫌いがあるけど……

偕成社のHPを見ると、小学校中~高学年向けになっています。私は実は2年生から読んでいたのでちょっと早いかなと思いますが、高学年のころにはもうちょっと高度な文庫本を読んでいたりもしたので問題なかったかなと。ただクリスティ慣れしていただけなのかもしれませんが……
言い回しや単語も難しいといえば難しいですが、読めないことはないです。
私の場合親に聞いたり辞書引いたりしましたが、小学生の時って辞書引いて勉強するの基本でしたしね。

実は偕成社のクリスティシリーズを読んでいて気になったのが、有名作品「そして誰もいなくなった」がないんですよね…
当時「そして誰もいなくなった」を読みたすぎて、人生初の文庫本デビューしたのですが、訳や言い回しが難しすぎて…「もうちょっと大人になったら読もうね」なんて言われる始末。結局読み切ったのですが、あまり意味が分かっておらず、何度も読み直ししてます。映画が実は一番よく分かった、なんて…
ということで小学生(高学年)にはやはり文庫本はまだちょっと早いかもしれません。
児童文学むけの偕成社さんのものなら、訳は深町眞理子さん茅野美ど里さんの二人が担当されているので、癖はあっても「慣れ」があるので子供ながらに理解しながら読めた気がします。
大人になった今では、「癖強っ」と思う部分もあるのですが、読みやすさの勝利かなと思います。

まとめ

ということでおすすめな偕成社さんのクリスティシリーズをご紹介してきました。まだ読んでいない人、読んだけどもう一度読んでみたい人にもおすすめできます。
児童文学出版社さんのシリーズですがまったく児童向けではなく、ちゃんと全年齢向けの役になっていると思います。

どれを読もうかなぁなんて考えている方は、ちょっと検討してみてくださいね。