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ミステリー

トップ・オブ・ザ・レイク チャイナガール シーズン2 あらすじ・ネタバレ感想

STAFF
監督・脚本:ジェーン・カンピオン

ロビン:エリザベス・モス
プス:デヴィッド・デンシック
ミランダ:グェンドリン・クリスティー
メアリー:アリス・エングラート
ジュリア:ニコール・キッドマン
パイク:ユエン・レスリー

シリーズ・概要

全6話構成
2017年製作・2017年エミー賞ノミネート
2013年「トップ・オブ・ザ・レイク」の続編。

かんたんなあらすじ

前作ではニュージーランドの片田舎に住む12歳の少女の失踪事件を中心に描かれたが、今作では、前作の事件から数年後が描かれる。 シドニーの街を背景に、売春宿、同性愛、代理母、セクシャル・ハラスメントなど、女性の“性”にまつわるさまざまなテーマとともに、産みの母ロビンと娘メアリー、そして育ての母ジュリアを中心に、“母と娘”というテーマが全体を通して描かれる。 前作に引き続きエリザベス・モスのほか、オスカー女優二コール・キッドマンがロビンの娘の里親ジュリア役で出演。
AMAZONより引用 https://www.amazon.co.jp/gp/video/detail/B07YKJFKZL/ref=atv_dp_season_select_s2

予告動画

ネタバレなし感想

前作とはテイストが違い、殺人事件が起こるというよりはヒューマンドラマ寄りになっている気がします。
特にロビンと娘の関係や、相棒のミランダの背景などに焦点があたりがち。
個性的なキャラクターがたくさん出てきたのでそちらを追うのにも忙しく、謎の解明までなかなか行き渡らない感じがありますね。

事件としてはトランクの中からアジア系少女の遺体が発見され、さらに少女は妊娠していて…というものなのですが。
そこから売春ビジネスや代理母にまつわる話に展開し、それに関わっている人々が明らかになっていきます。

でも!とにかく!プスが気持ち悪い………
え?メアリーはどうしてしまったん?まったく心情が理解できないです…

そして今回の目玉はニコール・キッドマン。この人どんな役をしてもうまいし凄いですよね…

最後は一応の解決を見せるのですが、「ご想像にお任せします」的な描写もあり、スッキリとはしないかな。

個人的には描写とかちょっと気持ち悪いのと下品なので誰かと見たい映画ではないです。
シーズン1を見た方はその後が気になると思うのでここまで見るのもいいかなと思います。

ネタバレあり

一話ごとのストーリー

第1話 事件の始まり
クイーンズタウンでの少女失踪事件から5年。ロビン・グリフィンは10代で産んだ娘を追うようにシドニーへ戻り、街の警察署へ配属になる。一方、ロビンの娘メアリーは里親ジュリアとの確執に悩んでいた。ある日、スーツケースに入れられた死体が浜辺に打ち上げられ、ロビンは事件の捜査に乗り出す。
第2話 母と子
検視の結果、遺体の“チャイナ・ガール”は妊娠していたと判明。ロビンは胎児から父親の手がかりを掴もうとする。さらに被害者が売春に関わっていたのではと推測し、シドニーの売春街へ捜査に踏み込み、数名の行方不明者の情報を得る。一方でロビンは、ついに生き別れの娘メアリーとの対面を果たす。
第3話 代理出産
ロビンは“チャイナ・ガール”が代理母だったと知り、体外受精クリニックを訪れるが、手がかりは掴めない。そんな中、代理母と連絡が取れなくなったという夫婦が現れる。一方パイクはプスが既婚であることを突き止め、メアリーと別れるよう迫る。5年前の事件の調停のため、アルがシドニーへ…。
第4話 犠牲
被害者を知っているという青年ブレットの自宅を訪ねたロビンとミランダは、“チャイナ・ガール”が売春宿・シルク41の売春婦だったと知るが、ロビンは店が代理母の斡旋もしているのではと疑う。一方、恋人のプスから18歳になったら店に出て売春婦として働くよう言われたメアリーは…。
第5話 導かれし者
行方不明になっているシナモンの顧客、ブレットが“チャイナ・ガール”の遺体を確認し、捜査が進展する。ロビンとミランダは体外受精クリニックの受付、ピクシーにシナモンについて問いただすが、何も得られない。しびれを切らし、わめき散らすミランダ。それには彼女なりの事情があり…。
第6話 母たちの思い
パイクと体を重ねるロビンの元へ、ただならぬ様子のメアリーから電話が入る。その後ミランダから、ブレットが売春宿で事件を起こし、メアリーを人質に逃走したとの報告が。パイクはジュリアと共にメアリーの学校へ。ロビンたち警察はブレットが最後に目撃されたボンダイ・ビーチ周辺を捜索する。
引用:https://www.amazon.co.jp/gp/video/detail/B07YKJFKZL/ref=atv_dp_season_select_s2

ネタバレあり感想

前作でジョノとくっついたロビンだったが何故オーストラリアに来たのか?
……ジョノが麻薬の栽培所でその辺の旅行者と浮気。二人して刑務所に。しかも結婚式の日に!!!ジョノありえんやろ……前作ではあんなに頼りになって唯一のまともなメンズだったジョノなのに、5年たったらこうなってしまったのか……

ロビンはオーストラリアでもあまり馴染めていない様子。
今回のロビン周りの出来事としては、娘・メアリーとのかかわり方。前作ではメアリーから届いた手紙に返信できずにいたロビン、今作ではメアリーとの再会を果たし、理解者になれそうな感じでした。メアリーが助けを求めたのも関係が悪化していた両親ではなくロビンだったことが少しは救いだったのかな~と。
結局メアリーはプスの洗脳から覚め、自宅へ戻り両親との関係を修復。
それはよかったのですが。。。。。実はメアリーの義父のパイクと深い関係になってるロビン。どうなるんでしょうかね。それは結構気になります。

相棒のミランダは上司と不倫しているのに代理母を依頼しているという…この辺の倫理観は私にはまったくわからないんですけど。ミランダが意識不明の重体になったのはどうなんだろう…気になります…

そしてプス。意味が分からんかった。気持ち悪かった。
結局この人が逃げ切ったのも腹が立つよね…逮捕できる要素もないんだけど一番のクズのクズだったなと思う。

最後振り切ってサイコパスみたいになっちゃった高校生はやばかったけど結局チャイナガールは自殺だったというオチ…
現代のオーストラリアでどこまでこういうのあるかわかんないけど、まぁあるのはあるんだろうな。
代理母ビジネスとか売春ビジネスとかは本当に闇ですね。

ボンダイビーチなんかはもっと明るいリゾートなんだけどこの作品ではずーっと曇りで薄暗い感じが一貫していて、相変わらず不気味な雰囲気を描くのはうまい作品だったなと思いました。